或る夜の出来事 映画寸評

旅は道連れ他生の縁

夜行バスで乗り合わせた男と女。クラーク・ゲーブル演じるピーターとクローデット・コルベール演じるエリーが紡ぐボーイミーツガール物語。
1934年。アメリカ。主演、クラーク・ゲーブル。監督、フランク・キャプラ。
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フィラデルフィア・ニューヨーク行き夜行バス

父娘(おやこ)ゲンカは犬も喰わないを地で行く開幕。というか、何歳だ、この娘。
血筋のせいよ! テンポのいい会話劇だな。
すげえ、服着たまま飛び込んだぞ。探偵社に電報を打て。セリフ回しがいちいち洒落てる。

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さよなら、王さま。また会う日まで

あの状況でサイフ持ってたのか、エリーが着替えてる。3200キロの旅...想像できないな。
ピーターさんクビに。何だ、こいつら。

駅馬車でのタバコと女性の規則は長距離バスでは適用されないのかな?
気づくだろ、普通。取られたら、すぐ。ピーターはポカ~ンだよな。ニヤニヤ、寝たふり。ニヤニヤ、手が。

コートは濡れるもの

ジャクソンビルで休憩。待つかよ! とんだ世間知らずだな。いい演技だな。12時間。やはり腐れ金持ち、クソガキだ。着払いで。一枚の切符でいいのな、乗車券なのか?
うぜーっ。これはキレる。二人そろってツンデレかよ。橋がお亡くなりになりました。

ピーター「ウエストリーに会うか、父親に引き渡されるか」
エリー「そんな毛布、役に立つのかしら?」
ピーター「俺はプライバシーを尊重する人間だ。」(1934年の映画でこのセリフ...)

ジェリコの壁キター! 紳士の証としてのパジャマ。男の着替えを見せてやろう。
同じ脱ぎ方をする男はいないらしい。今度観察してみよう。

春だからよ

「俺は夜に泣くタカ。朝は君の可愛い顔をなでる風だ」飛行機の音は。
厳しく育てられた? 甘やかされてじゃなく? 食事で女性の口数が増えるのは好意の証だな。

探偵を欺く演技、役者もノリノリだ。怒らないでよ。父親譲りの淫乱女だ。困ったときは漫才を。
手前あるエリーの写真立ての使い方が上手い。バスの横幅が日本の高速バスより広くね?
ギターとバイオリン。新聞を読まない新聞記者。ブランコ乗り。つたう涙はアラスカ産。

ママと子供は詐欺臭くもある。うわー、頭回るな。新聞記者より詐欺師の方が似合うぞ、ピーター。話の分かる人でよかった。
肩車、肩車! 妻を夫のもとに届けて終わり。欲を出しすぎた。行くアテがあるのか?
野宿かよ。ピーター、ピーター!? 目と目が合う、瞬間に~♪

ヒッチハイクだと? 当時の生ニンジンは現代人では食べれなそう。
親指。笑顔。ゆっくり。車が列をなしてやって来た。男の笑顔より女の足一本か。
新婚旅行でヒッチハイクはちょっと嫌だな。ヒッチハイク泥棒だと? ウエストリー登場。和解。

ニューヨークまで三時間

人妻とは会わん。興味がない。ウソだ。好きだからこそだな。ピーターもエリーも自分の気持を口にしない。
だから観客は二人の姿を見て感じるしかない。役者もそういう演技をしている。すばらしい。比べて、最近のセリフに頼ったドラマの多いこと。

うわー、ジェリコの壁がーっ! 二人で南の島へ。キスもしないんだ。すれ違う心。1000ドル。新たな結婚相手は?
俺だ。編集長、金出して送り出してくれた、と思ったら手の平返された。記事を読み返すんだ。エンジンにタイヤまで。
冗談だったんだ。編集長の態度が変わってる。「一杯飲んで戻ってこい」

さすが父親。娘の異変に気づいたか。すごいな、本当に。娘のことを愛してるんだな。エリー、ハッピーなんて口にするな。
あぁ、女の愚かさが痛々しい。ピーターは筋金入りのツンデレだ。明細書を持ってきた。率直な質問をしても?
どんだけツンデレなんだよ! Yes! 飛行機? オートジャイロ? 父上ドヤ顔。やめて下さい(笑 十万ドルが大した額じゃないだと?

ジェリコの壁がががが。
返事を打て「崩せ」とな。ラッパの音(笑

寸評

さすが、アカデミー賞五部門(アカデミー作品賞・アカデミー監督賞・アカデミー主演男優賞・アカデミー主演女優賞・アカデミー脚色賞)を受賞しただけあり、時代を超える力を持った作品です。
女性の化粧とかは現代的ではありませんが、まあそれはしかたがないこと。一方で男性のスーツは今と代わり映えしませんし、役者が役者だけにダンディズムの参考になると思います。

とにかくセリフ一つ一つが練られているうえ、主役の二人の演技が絶妙です。
なにしろ、二人の心の機微が目に見えるんですから。自分の気持をいちいちセリフで説明するような野暮なことはしません。
俳優志望や脚本家志望の人は必見の映画です。

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