L.A.コンフィデンシャル 映画寸評

童貞を捨てようと思ったらこのザマだよ!

1950年代のロサンゼルス。マフィアのボスの逮捕をきっかけに、空席となったボスの座を狙った犯罪組織内の抗争が表面化していた。そんな中、血のクリスマス事件を理由にクビになった元刑事が他の五人と共にカフェで惨殺される事件「ナイトアウルの虐殺」が発生する。
警察の威信をかけた捜査が行なわれる一方で、一癖も二癖もある三人の刑事が独自の捜査を始める。捜査の結果、犯人と思われる三人組が逮捕され事件は解決したかに思えたが......。
1997年。アメリカ。主演、ラッセル・クロウ。監督、カーティス・ハンソン。

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レイプされたメキシコ移民の捜査もしてくれるでしょ?

ラッセル・クロウ、ガイ・ピアーズ、ケヴィン・スペイシー、キム・ベイシンガーらが出演するこの映画。
ん? ガイ・ピアーズ......調べてみたら、英国王のスピーチでエドワード八世役の人でした。おおっ。ラッセルクロウはグラディエーター、ケヴィン・スペイシーはセブンが初見だったかな?
どちらにせよ、インパクトの強い俳優ばかりメインに据えた刑事ものである本作が、面白くない訳がありません。ダニー・デヴィートも記者役で好演しています。

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当時のロサンゼルスの人種差別がよく分かる映画

同僚の刑事に黒人がいなかったり、真っ先に黒人が容疑者に上がったり、メキシコ移民の人たちが差別を受けている描写があったり......。無抵抗な容疑者を射殺する、刑事による監禁暴行のシーンもありました。
母親を父親に殺された過去から女性に暴力を振るう犯罪者に容赦ない刑事、正義を口にしながら自らの出世のために同僚を売る刑事、見返りとして記者から金を受け取る刑事の三人がこの物語を主導していきます。
ストーリーの巧みさもさることながら、主役を務める俳優が三人とも演技が上手いので、見ているこちらも目を離せません。血のクリスマス事件の警察による内部調査で、ケヴィン・スペイシー演じるジャックが『刑事ドラマ?』と本部長ら尋問者に聞き返す演技など、本当にしびれました。演技なんですよね、あれ。

燃え上がる刑事魂に乾杯

事件の黒幕も正体を現わし、事件も二人の刑事によって解決するのですが、事件の詳細が不明のままなのがネックといえばネックでしょうか。彼らが語ったのはあくまで推測にしかすぎない訳ですしね。
まあ、黒幕が彼らの抹殺を計ったことで推論が正しかったことの証明なのかもしれませんが。
一つ心に引っかかるのが最後のシーンにありました。すれ違いざまに『コングラッチュレーション』と声をかけた人は誰でしょうか? シチュエーション的に不自然だと思うんですが、カメオ出演か何かかな?
それにしても主役の三人が三人とも、アクの強い顔してましたね。一番シャープな顔立ちのガイ・ピアーズですらまだゴツゴツした感がある。L.A.コンフィデンシャルは、美女はいてもハンサムがいない映画でした。その美女もね......。

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