脱出 映画寸評

画面から男臭さが匂い立つ男祭り映画

都会で暮らす男四人がダム建設により消えてしまう渓流の川下りを思いつき、川の上流へとやってくる。しかし、一人が山の民と呼ばれる地元民とのトラブルから人を殺してしまう。気が動転したまま川下りを続行するが四人だったが、乗ったカヌーが急流に飲み込まれカヌーを一隻失ってしまい......。
1972年。アメリカ。主演、バート・レイノルズ。監督、ジョン・ブアマン。

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バンジョーセッションのシーンは必見!

自然の雄大さや厳しさより、男四人の無知に腹が立った映画でした。
初心者同然の四人だけでの川下りなど、日本でも自殺行為でしかありません。ましてアメリカの自然は広大です。一日中カヌーに乗って一泊しなければならないんですから、その自然の力は日本の比ではないはずです。

アメリカ人が持っている開拓精神なのか都会人の無知なのかは判然としませんが、間違った判断が間違った結果を招く過程をこの映画は描いています。カヌーに乗りながら酒だと!?

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山の民=人外魔境? アーッ!

厳しいことを書きましたが、この映画は見て損はないと思います。明らかに低予算な造りですが、カメラワークも役者の演技もいいので、見ていて飽きません。
日本人には思いつけない「殺すしかない」というアメリカ人特有(?)の結論には驚きました。『おまえ、デモクラシーを信じるのか?』ってセリフも、実にアメリカらしい。
ボビーに死亡フラグ(ある意味)が立ったりドリューに死亡フラグが立ったりと、以外と基本に忠実な造りは未来の映画監督の参考になるのではないでしょうか。

ENDには賛否両論ありそう

とにかく最後が気になる映画です。男たちはどうなってしまうのか。ちなみに、女性はエンディング三分にしか出てきません。
おかげで、アメリカ映画であることに気づきませんでした。いろんな意味で、男臭い映画です。ところでこの映画、サスペンスなのかアクションなのかネイチャードラマなのか、きっちりしてほしい。

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