試験に合格する小論文の書き方 樋口裕一 青春出版社

その小論文に未来を託せますか?

ある課題についてイエスかノーか、理由と事例を解答させることが小論文の目的ですが、この本では課題へのアプローチ方法から求められる解答の見極め方、事例の集め方まとめ方について解説し、短期間で試験官をうならせる小論文を書き上げることを目的とした本です。

小論文 執筆は計画的に

第1章は小論文を書くうえで基本的な決まり事・注意点の解説です。原稿用紙の使い方・話し言葉と書き言葉・だである調・段落・主語述語・キーワード・時間配分のヒントなど、解説は多岐に渡ります。
面白いと思ったのは、余白や空欄の使い方です。小論文の論理破綻を防ぐ方法として著者は、書く前に内容と行数を段落ごとにメモしておき、書きながら論旨に ズレがないかチェックすることを勧めています。制限時間がある小論文の試験に最適なこの方法は、論旨がズレてもすぐに修正ができる点から他に読んだ本のレ ビューやブログの記事などに応用が利きそうです。

- スポンサードリンク -

実践するは我にあり

第3章では一時間半の試験時間のうち十分はアイデアメモを取ることを提案し、第5章では課題文の読解方法や難解な課題文を要約するコツを解説します。
読んで目からウロコの解説ばかりなこの本ですが、残念ながら読むだけでは執筆力は上がりません。原稿用紙の使い方は覚えても、論理的思考力や読解力や構成力や要約力は身につきません。書かないことには執筆力は上がらないからです。(というか、文章書かずに読むだけで執筆力が上がったらサギですよ、それ)
著者もその点は認識していて、付録として模範解答付き小論文練習問題をつけ、解説、構成例、アイデアメモの作成例、模範解答にページを割いて解説しています。

日常での下準備が執筆の役に立つ

この本は制限時間内に試験管をうならせる小論文を書き上げるために、書き方、視点・立脚点、ネタ集め、構成、個々の対応法について解説した本です。

- スポンサードリンク -