おうちで簡単 洗濯上手 中村祐一 監修

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おうちで簡単 洗濯上手―お気に入りの衣類もキレイ&長持ち

洗濯上手は家事上手?

洗濯のイロハから染み抜き、洗濯物の干し方・アイロンの仕方、衣類の保管と手入れの方法をわかりやすく解説した本。

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ダウンジャケットは洗える?洗えない?

一言で洗濯といっても様々な素材、汚れ、洗剤、洗い方、脱水方法、干し方がある。もちろん、日々の手入れや保存も大事。
本の前半は洗濯と染み抜きの手順について解説している。洗濯や染み抜きで使用する用品が写真付きで解説されていて、とても分かりやすい。

洗濯で台所スポンジやヘアトリートメント剤を使うのにはビックリしましたが、何より驚いたのが伸びたニットを縮める手順です。縮んだニットを伸ばす技は以前読んだ本で知っていましたが、伸びたニットを縮める方法があるとは知りませんでした。
一方で、この本ではダウンジャケットの洗い方を解説していません。ダウンジャケットの表面の汚れを落とす方法だけを解説しています。
他の本ではダウンジャケットの洗い方の解説があったのですが......。ダウンジャケットは家庭で洗えるの? 洗えないの?

染み抜きの基本はつまみ洗い

染み抜きについての解説では、応急処置の方法から染み抜きで使う用品、実際の染み抜きの手順を丁寧に紹介しています。
シミがついた場合の応急処置としては、まず乾いた布等でつまむように拭き取ること。次に固く絞った布等で叩くように拭き取ること。ただし、泥や花粉は叩くと広がるのでしないこと。

シミの種類(油性、水溶性、不溶性)や服の素材、色落ち具合などを勘案し、自分で染み抜きするかプロに任せるかを判別します。
食べ物汚れのシミには台所用中性洗剤が効果ありです。油分が強いシミ、色素が強いシミ、特殊なシミ、皮脂汚れや泥汚れといった具合に、シミを分類しそれぞれに台所用中性洗剤やクレンジングオイル、酸素性漂白剤を混ぜ合わせシミ抜き剤を作るのです。

干し方とアイロンの当て方

本の後半では、シワや型崩れを防ぐ干し方やアイロンがけについて解説しています。
シワを防ぐには脱水時間を短くすることが大切です。脱水時間を長くすれば乾きやすくなりますが同時にシワがつきやすくなります。乾燥機で服を乾かす場合も半分くらい乾かしてから天日に干せばシワや縮みを防げるとのこと。

干し方の基本は、まず叩いてシワを伸ばすこと。服の縫い目を伸ばすこと。肩幅に合ったハンガーを使うこと。生地が重ならないように干すこと。ニットなどは平干し用ネットやハンガーを複数使って干すこと。生地の厚い物や長いものは外側に、厚手の物と薄手の物は交互に干すこと。

繊維の目を意識してアイロンをかける

アイロンの基本は、生地が重なっているところからかけること。アイロンの前に手でシワを伸ばしておくこと。アイロンを一定の方向にかけること。毛足の長い生地には、浮かせてスチームをかけること。当て布やぬれタオルをアイロンまくと便利なことなど、ハンカチやシャツ、スカートやズボンごとに図解つきてアイロンのかけ方を紹介しています。

目からウロコだったのが、繊維の目に斜めにかけると生地がのびしてしまうため、繊維の目に対して水平か垂直にアイロンをかけることを推奨していたことです。
アイロンを一定方向にかけることを解説した本は沢山ありますが、その理由にまで踏み込んだ本はこの本だけのような気がします。

しかし、ハンカチのアイロンのかけ方の手順で、角に向かってハの字にアイロンをかける理由については解説はありませんでした。ハの字にかけたら繊維の目に斜めにかけることになりませんかねえ?

肩や首回りが伸びてテロテロに

服を保管するといっても、服の種類によって吊した方が良いものとたたんだ方が良い物があります。
服を吊して保管する場合、注意しなければならないのがハンガーです。ジャケットやコートには方に厚みがある物を。ニットやカットソーには肩幅を変えられる物を。パンツなどは専用のハンガーを利用することを勧めています。

シャツやニットの場合、ハンガーに掛けずたたんで保管することも出来ます。たたむか吊すかの目安は、たたむとシワになったり型崩れする物、たたみにくい物は吊して保管すること。逆に吊すと伸びてしまう物はたたんで保管しなければなりません。

防虫剤の使い方

服を長い間保管する場合に注意したいのが虫やカビです。虫やカビは湿気を好むのでオフシーズンに仕舞ってある服を取り出して風に当てるのも効果があります。その際にクローゼットやタンスを水拭きするとなお良し。もちろん防虫剤の使用は欠かせません。防虫剤の種類によっては他の防虫剤と併用が出来なかったり、服の金属パーツに悪影響があったりするので、防虫剤の使用説明書をよく読んで。

クリーニング店のスムーズな利用法

最後にクリーニング店の利用について解説しています。
クリーニング店が提供するサービスとして、衣類のクリーニング(ドライクリーニング、ウエットクリーニング、ランドリー)、シミ抜き、毛玉取り、衣類以外のクリーニング(和服、バックや靴などの革製品、布団など)、洋服の修理、洋服のサイズ直し、アイロンがけがあります。もちろん、すべてのクリーニング店が提供している訳ではありません。それにしても、革製品専用のクリーニング店があるんですね。初めて知りました。

総評

詳しく解説しているし、図や写真もあってとても分かりやすい。が、洗濯だけの解説書、シミ抜きだけの解説書、たたみ方だけの解説書に比べるとこの本の解説はどうしても見劣りする。このあたりは紙面も限られているので仕方がないところ。この本で満足できなければ各専門の解説書を探すことをお勧めします。

この本に限らないのですが、洗濯についての本となると女性向けしかないのが残念です。正直、ブラやスカートについての解説はどうでもいい。でも、ぬいぐるみの手入れについての解説はとても助かりました。参考にさせていただきます。

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