ボタン938 小坂直子 六曜社

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ボタンシュート!(ネタ古っ

著者がヨーロッパで見つけた、19世紀後半から20世紀中頃までの938個のボタンをオールカラーで解説した図鑑本。

素材の質感を生かしたボタンから

この本では著者がヨーロッパを回って見つけた、魅力あふれるアンティークボタンの数々がフルカラーで紹介されています。
たかがボタンと思わないでください。ボタンはプラスチック、ガラス、金属に貝や角、木や皮などの自然素材、七宝焼きや陶磁器といった様々な素材が使われて いるのです。たとえ同じ素材であっても、ボタンの形状は千差万別。ボタン専門店に行かなくても、ソーイングボックスや自分が着ている服についているボタン を見れば、さまざまなボタンが生活の身近にあることに気がつくでしょう。

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肖像画のようなボタンまで

七宝焼のボタンの絵画を思わせる細かさは溜め息が出るレベルですし、素材がプラスチックでも多色に塗られたボタンは手作り感があって暖かさを感じます。
ジャケットやスーツに使われたと考えられるボタンは色も控えめで形も丸型なのが多く、一方ドレスなどの女性用の服に使われたと考えられるボタンは配色も派手で形も面白いのが多い感じがします。中にはボタンを留めるのに一苦労しそうな動物の姿をかたどったボタンもあります。

銀座 ボタン専門店で検索

207ページフルカラーの割に1890円と価格も抑えられていて、ボタン好きにはこれ以上ない一冊にまとまっています。普段あまりボタンに馴染みのない方でも、興味を広げるつもりで手に取ってはいかがでしょうか。
ちなみに私が初めてボタン専門店を知ったのは、まだ時代が昭和だったころ。東京銀座の一等地にボタン専門店があることをニュースで知ったときでした。この本を手に取ったのも、その時の印象が心に残ったからでしょう。

ボタンつけの少女

その店の女店主は趣味としてのボタンを

  • お金をかけずに始められる
  • 場所を取らない
  • 空いた時間にできる

と褒めちぎってました。付け替えることで服の印象を変えることができるボタンは、お洒落の第一歩と断言するほど。
まあ、今時の中高生はソーイングセットを持ち歩いているかも怪しいもの。ボタンつけも母親にやってもらうのかもしれません。

余談

と、ここまでボタンを褒めちぎってきましたが気づいたことがあります。
それは、ボタン集めを趣味にしているキャラクターがいないということです。マンガでもラノベでもいろいろな趣味を持った少女が出てきますが、ボタン集めを趣味にしたキャラって覚えがありません。
うーん、キャラが立ちにくいんですかねぇ......。

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