図解力の基本 山田雅夫 日本実業出版社

図の「描き方」のイロハニホヘト

「スケッチは3分」の著者が、図解の描き方を通して物事の分類、解析、相関関係、視点と視座、プレゼンを前提としたレイアウトなどを解説する。

すばらしき図解の応用性

この本では、図解の目的を相手にメッセージを届けることと定義し、プレゼンテーションでの図解の使い方について解説する。
まず、図解の効果を五つ(理解・把握・説明・融通性・見える化)あげ、ビジネスのありとあらゆるシーンで利用できると力説します。
次に、図解化するまでの過程を図解し、メッセージを明確にすることが図解を作成する上でいかに重要であるかを説きます。

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図解で伝えたいメッセージは?

伝えたいメッセージに合わせて図解方法を使い分けること。例として、要素が相互関係ならベン図を、要素が因果関係ならプロセスを、要素に階層構造があればツリー(ピラミッド)を、二つの軸と数値で示せるならグラフを、二つの軸と数値で示せないのならマトリックスを、要素が包括関係にあるのなら包括ベン図を、要素が循環の関係にあれば循環図を使うのが最適であると説きます。

数字を見たらグラフにしてみる

グラフと一口にいっても、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、多角形グラフ、表と様々ですが、比較、推移、割合、評価、とそれぞれ得意とする表現がありますから、それに合わせ使い分けることが必要です。
また、グラフは見る人にとって見やすくなければいけません。自己をアピールするものではないのです。グラフの奇抜な配置や多色、3D化などはしてはならない、と強く戒めています。
図解を補うテキストについても、フォントの色や大きさ、表記の統一や文字列の角度に至るまで、細々とした改善点をあげ、相手の側にたった図解を作成することに気を配るよう念を押します。

円がダメなら、棒に、表にしてみる

この本の特徴として、章の最後にある「まとめ」があります。章の最後にまとめがあることで、章の内容を復習することが出来、理解の手助けとなりました。

この本は、図解をプレゼンテーションで利用する場合の、図解の選び方から作成方法、ちょっとした注意点についてを丁寧親切に図解で説明した本です。

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