やさい 真木文絵 幻冬舎

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旨し野菜の国、日本

日本の食卓を影から支えてきた野菜について、実、根、山菜・茸、葉、香草・ハーブ、果物の六つに分類し詳細に解説した本。キノコは野菜。

米が主食だった日本では、肉食禁止の歴史的背景もあって各地で盛んに野菜が栽培されました。特に江戸から明治にかけて、各地で地名を冠した野菜があったことが最近の地産地消運動で分かっています。

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もっとおいしく、もっと知りたい やさい

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日本の野菜は世界いちぃーっ!

料理のレパートリーを増やしたいとか野菜の知識を料理に活かしたいという人は素直に料理の本を買ってください。なぜなら、食べたことはおろか、見たことも聞いたこともない野菜が詳しく解説されているからです。カクタスリーフとかアーティチョークとか、一生かかっても食べないからっ。
もちろん、メジャーな野菜であるトマトやネギの品種の違いも紹介しているし、紅あずまと鳴門金時の違いも一目で分かるように写真つきで説明しています。

トマトに始まり

個人的には、広島菜が「つけな」の一品種として紹介されていたので嬉しかったです。昔のことですが家では広島菜を「みずな」と呼んでいた(訂正します。広島菜ではなく「水かけ菜」でした。広島菜はそれはそれで美味しいですよね)ので、みずなをサラダにする話を聞いて驚いたことがあります。

ちなみにみずなは「京菜」とも呼びます。
このように、地方によって一つの野菜を別の名前で呼ぶことが(広島菜水かけ菜をみずなと呼ぶのは家だけでしたが)あるのですが、この本ではそういった野菜の方言名の索引があるのも類書にはない特徴です。

ミラクルフルーツで終わる

巻末には野菜の栄養や野菜が持つ機能性についての解説があり、栄養素別に一日の摂取推奨量と摂取しやすい野菜の紹介、栄養素の欠乏症や過剰症についても説明しています。
二百以上の野菜を写真つきで詳細に解説していながら税別で千四百円とコストパフォーマンスも高いこの本は、学校図書館のみならず知識を求めてやまない読書家たちにもおすすめの本です。

野菜ソムリエの人も、ひとつどうぞ。

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