13歳からの家事の基本46 アントラム栢木利美 海竜社

家事に正解はあるか?

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13歳から家事のきほん46

家事を覚えさせることで、大人としての自覚が芽生えるうえ自活できる能力を育てることが出来る。初めて家事をする少年少女のために46もの家事のコツを紹介した本。

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すべてに基本あり、家事にコツあり

この本では家事(掃除・片付け・洗濯・時間・料理・裁縫)のコツを解説し、時間やお金を節約しながら楽しんで家事を覚えることを目指します。
掃除は毎日の心がけから。気になったときにさっと一拭き。著者はそれを「プチ掃除」と呼び、大きなゴミをゴミ箱に捨てることと合わせて毎日行えば部屋の汚れは目立たないと繰り返し説きます。

ポイントはプチ掃除用の雑巾(もしくはウエットティッシュ)を部屋のあちこちに配置すること。
もちろん、プチ掃除だけではなく、本格的な清掃方法についての解説もあります。

必要かもは必要ないかも?

片付けの段では、脱いだ服は洗える物洗えない物で分けること、レシート・鞄に本や服などの物品の整理整頓のルールについて解説します。
今使う物は分類して管理すること、将来使う物は残し、使うかもしれない物は残さず捨てることが整理整頓のルールであると力説します。

整理整頓には箱、ファイルケース、ラベルを利用します。百円グッズを使った収納アイテムを作ったりはしません。
13歳からレシートや必要書類の整理をさせるのは意外と効果的かもしれないと感じました。

六つの手洗い方法

洗濯の段では洗濯の手順を解説しているのですが、そこに驚愕のコツが記されていました。
洗濯機で洗濯をする場合は、まず水を洗濯槽に入れ次に洗剤、最後に洗濯物を入れるのが大前提なのだとか。はっきりと汚れ落ちが違うそうです。

私は今まで、洗濯物を洗濯槽に入れ、コースを選択し、水が出てきたことを確認して洗濯機の洗剤入れに洗剤を入れていました。
また、アメリカでも以前は乾燥機を使っていたが最近ではエコの観点から外干しする家が多くなっていることを紹介し、太陽の力で干す外干しを勧めています。
たしかに、外に干した洗濯物は違いますし、お財布にも優しいですからね。

ついでに行う 丁寧に行う

時間の段で面白かったのが目覚まし時計を使って朝起きる方法。
目覚まし時計を二つ用意し、一つは枕元に置きます。ではもう一つは? なんと、もう一つはトイレにセットするのです。

枕元の一つを止めても、トイレにある目覚まし時計を止めるためにはベッドから出なければいけないので、トイレに向かうまでに目が覚めるのだそうです。
音量によっては二度寝してしまうことも考えられるので、トイレにセットする目覚まし時計は大きめの大音量の物がいいのかもしれません。

主婦(主夫)への道も一歩から

料理の段は33ページ、裁縫の段は13ページを割いて解説しています。
ちなみに掃除に27ページ、片付けに21ページ、洗濯に25ページ、時間に23ページを割いて解説していることから、この本のメイン解説は料理といっていいでしょう。
内容は料理の基礎の基礎を解説していて風変わりな物はありません。

包丁は引いて切る?

しかし、ここでも目からウロコの発見がありました。包丁の動かし方について、魚や肉を切るときには手前に引いて切り野菜は向こう側へ押して切ると解説があったのです。
包丁は手前に引くか上から押さえて切ると思っていた私は、自分の包丁さばきの不確かさに納得できなかったのですが、なるほど野菜は押して切るのですね。これで、ようやく野菜も上手に切れる気がします。

初めて糸通しの使い方を知る

裁縫に関しては、裁縫道具の使い方の解説とボタン付けと裾の始末の手順が紹介されています。
ボタン付けのコツは爪楊枝を使って布の厚さ分だけボタンを浮かすこと。ボタン付けは馴れれば5分で出来るそうです。

あと、裾の始末でまつり縫いの方法を解説していますが、私は裾上げはもっぱら店任せか裾上げテープ、裾のほつれも糸を切って終わっていました。
この本のように、手をかければ愛着が湧き、服を大切に着るようになるかもしれません。

家事を覚えない理由は?

この本では家事のコツを紹介していますが、家事をさせる側とする側のメンタルな面についての助言はありません。
家事にメンタル面? 何を言い出すのかとお思いでしょう。少しの間聞いてください。

家庭内コーチングの進め

個人競技・集団競技を問わず、スポーツではコーチングという選手を育てる技術がありますが、家事という家庭内のことにもコーチングの精神を持って教えるべきだと思います。
具体的に教える(コーチングする)側の指針として

  • むやみに手を出さない
  • まず一つ褒める
  • 最初に駄目出しをしない
  • 継続して行わせる

が必要だと思います。一から十まで否定されるとやる気を失うんですよね。正直なところ。まあ、ダメ出ししたくなる気持ち分かりますけどね。

教える側が我流なことも

人間必要に迫られれば覚えるからわざわざ教えることもない、そう考える方もいるかもしれません。が。しかし、経験上必要に迫られて覚えた技術は我流にすぎないことが大半です。つまり、間違っていたり適当だったりする訳で......。
大人になって改めて、家事の本(料理本を除く)を読む主婦って、どれだけいるのでしょうか。

習慣や馴れで、家事をしていませんか?

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