レポート・論文の書き方入門 河野哲也 慶應義塾大学出版会

学問とは「学んで問うこと」である

レポートや論文の書き方も意義も分からない人のために、大学でレポートを添削指導している著者がレポート・論文のイロハから、誰に見せても恥ずかしくない論文の書き方までを丁寧な語り口で説明した本。

テキスト批判の意義

学んだことや読んだテキストを要約し、問題を提起し議論を通して自分なりの結論を示すこと。レポートや論文がうまく書けるようになる方法として著者はテキスト批評という方法を紹介し、テキスト批評について詳しく解説する。

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論文の構成から

レポート・論文とは「問いと答え」という問答形式の文章のこと。 レポートと論文の違いは、レポートが出題者によって立てられた問いに執筆者が答える問答形式の文章であり、論文とは自らが立てた問について執筆者が答える問答形式の文章である点。 説得の文章術という本で、世の中には説得方法として「共感・論理・事実」の三つの説得方法があると解説されていたが、論文の説得は論理と実証(事実)のみで行われる。

本文の組み立て方まで

レボートの書き手に要求されるものは、理解と返答である。なぜなら、レポートとはテキストもしくは講義の理解を確認するために、出題者が執筆者(レポートの書き手)に出すものだからだ。一方、論文の場合、理解と返答に加えて問いの「独創性」が問われる。

結論無いものを論文とは呼ばず

この本はレポート・論文の書き方の入門書です。この本以上に簡潔に分かりやすく書かれた類書はありません。 この本の内容に物足りなさを感じたら、もっと詳細に解説された類書を探せばいい。その時には、この本が一里塚としての役割を果たすことでしょう。

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