デジタルカメラによる空の写真の撮り方 武田康男 誠文堂新光社

国内外で撮影した空の写真や映像で多くの人を魅了した著者による、美しい空の写真を撮るための手引き書。

空の撮影のためのカメラ

空の写真を撮影するための理想的な機材として、著者はデジタル一眼と明るいレンズあげる。撮像素子は大き ければ大きいほど豊かな階調が得られ、レンズも明るければ明るいほど写真で表現できる選択肢が増えるからだ。しかし続けて、必ずしもデジタル一眼や明るい レンズが必要ではない理由をあげる。

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一期一会ならぬ一空一会

空は刻々と姿を変える。目の前に広がる瞬間がすべてなのだ。シャッターチャンスを前にデジイチ(デジタル一眼)がないからと撮影をあきらめてはいけない。コンデジ(コンパクトデジカメ)を持っていたらコンデジで、携帯電話しかなければケイタイのカメラ機能を使って目の前の空を取るべきだ。

この本の著者の主張をまとめると、空の撮影に持っていく機材はデジイチ(フルサイズ)が理想であり、偶然出会った風景にも対応できるよう常にコンデジを持ち歩くべき。となるでしょうか。

空の撮影のためのカメラ設定

空の撮影をする場合にお勧めの設定として、モードはプログラムAEモード、WB(ホワイトバランス)は太陽光、測光は中央重点測光かスポット測光、ピントは無限遠、ISOはノイズを目安に、画質はお好みで(お勧めはビビッド)、露出補正はマイナス0.3をあげています。

それぞれの設定にはもちろ理由がありますが詳細については割愛します。一つ分かることは、この著者お勧めの設定から持ち歩き用のコンデジに求められる機能です。測光設定で中央重点測光かスポット測光を選べること。画質にビビッドを選べること。露出補正が出来ることです。プログラムAEモードやWBについてはケイタイやスマホでも搭載されているので省きますが、著者的には露出補正に0.3が選べる機種がお勧めのようです。

空と天気図

青空、雲、虹、朝日と夕日、朝焼け夕焼け、雷、雨と雪、月と、空は万象に富み刻一刻と姿を変えます。

著者はシャッターチャンスを逃さないことを力説しますが、もう一つ空を撮影する上で努めることとして、気象を予測することをあげます。気象を予測するためには天気図が読めれば有利です。特に、雷や虹といった天気が急変する際に起きる現象を撮影する上で大変役に立つのだとか。雷や虹といった現象は偶然撮影するものだと思っていた私にとって、この本は目からウロコでした。

万象に心振るわせ仰ぎ見る降る雨降る雪曇る日照る日を

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