インタビューの教科書 原正紀 同友館

「イ」はインタビューの「イ」

会社の経営者を中心に千人以上もの人々にインタビューをしてきた著者が、年数十回のインタビューを受けてきた経験も踏まえ、インタビューについて著者なりに得たものを紹介した本。

インタビューとは目的のために知恵や情報を得る手段

インタビューとは、ヒヤリングではなくリスニングであると著者は主張します。 相手から何かを引き出すというインタビューの目的はリスニングでなければ達成できないことが多いからだ、と著者はその根拠を述べます。インタビューがコ ミュニケーションである理由はその当たりにあるのでしょう。

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まず目的と目標を設定すること

インタビューが手段である以上、目的がなければいけません。何のためのインタビューなのか、定めておくべきでしょう。また、目標も決めておく必要があります。この場合の目標とは、公表する媒体のことです。新聞なのか、ビジネス雑誌なのか、それともTVやラジオなどの放送なのか。さらには量的なことも事前に考慮すべきでしょう。
事前にイメージトレーニングする効果として、当日の緊張を和らげる、質問すべきポイントを明確になる、時間配分がうまくいくの三つをあげ、準備の大切さを強調する。

誰に向かってインタビューをするのか

インタビューをする相手に合わせたアポイントメントの取り方、ToDOリストと七つ道具、心構えと身だしなみ、インタビュープロットの有効性、インタビューは心と心の向かい合い、アイスプレーキングという名のツカミ、観察力が突破口に、話の流れをコントロールするアクティブリスニングなどなど、具体的な助言やテクニックがてんこもり。
経験に裏打ちされたアドバイスもバリエーションに富んでいて、読みやすく分かりやすい本に仕上がっています。

あとはインタビューの仕事をこなしていくだけ

この本を虎の巻にしてインタビューの経験を積んでいけば、必ずや立派なインタビュアーになることでしょう。......まあ実際のところ問題は、インタビューの仕事がハローワークに通っても見つからないし、経験のない人間にインタビュアーの大役を任せるところなど日本中探してもどこにもない、という現実でしょうか。

この本は、まったくのインタビューの入門者に向けて、百戦錬磨のインタビュアーである著者がインタビューのイロハを親切丁寧に解説した本。

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