日米ボディートーク 東山安子/ローラ・フォード(編著) 三省堂

両手交差は日本と英米では何を意味するか?

この本は、コミュニケーションの中で大切な役割を果たしている身振り・しぐさ・顔の表情を、日米の協力者により作成された客観的なデータを元に考察を重ねボディートーク辞典として一冊にまとめた本です。

やはりこの本の特色は、動作を説明するのにイラストを使用している点だろう。シンプルな線で描かれていながら動作や表情が分かるように工夫されていて、読む側の理解を助けてくれる。目次にイラストが使われているのも使う側にたった工夫だと思う。

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日本人がよくする両腕交差は英米では否定の意味を表さない

この本の「はじめに」に書かれているように英語話者のジェスチャーについての解説本は何冊か類書が出ているが、日本人の身振りについて詳細な調査結果をまとめたものは見たことがなかった。
日本人編74項目、アメリカ人編69項目からなるこの本は項目をさらに約十の小項目(動作・意味・使われ方・使用頻度・性別・年齢・親密度・形式度(上下関係)・品位・比較・言葉との関係)を立て詳細に解説している。

映画を見ていて仕草に違和感を抱くか?

しかし、思い返すと映画などを見ていて日本と英米のしぐさの違いが気になったことはなかった。少なくとも、映像を止めてまで疑問に思ったことはなかった。知らない仕草を目のあたりにしても、役者のセリフやその場のシチュエーションから何となくしぐさの意味をくみ取っているからかもしれない。この点は、逆の観点でも同じではないだろうか。で、改めて考えてみて初めて身振り手振りの違いに気づく訳だ。

この本は英米と日本の代表的な身振り・しぐさ・顔の表情を客観的に比較し、コミュニケーションツールとしてのボディランゲージを分類し解説した本です。

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