PREP法で簡単に身につく 論理的に「話す」技術 大島友秀 日本実業出版社

話すだけではなく書くことにも応用できるPREP法

マインドマップ&フォトリーディングインストラクターである著者が説得力がある話が話せないと嘆く読者のために、PREP法を利用した話し方の解説と習得するうえでの注意点などをつづった本。

著者が押すPREP法とは何か?

PREP法のPREPとは頭文字からなる略語であり、PはPoint(結論)を、RはReason(理由)を、EはExample(事例)を、PはPoint(結論)を指す。この本では、結論・理由・事例・結論と四段階に展開する論理構造を利用した話し方を解説しています。

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PREP法で簡単に身につく 論理的に「話す」技術

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論理だけでは伝わらない

頭の中にあることをダラダラと話すより、まず初めに結論を語ること。これがPREP法のキモです。まず結論を語ることで話の趣旨が聞いている側に伝わる。そうすることで、聞く側にとって頭の中を整理しやすく以降の話の筋がつかみやすくなります。また、最初の結論の後に理由と事例を続けることで話に説得力を付加することができます。説得力は論拠に宿るのです。

PREPのPをConclusion(結論)にする例も

話の締めにもう一度結論を繰り返すのは、そうすることで話した内容が聞き手の心に強く残るからです。このことは統計学的に証明されているのだとか。言いたいことが伝わらなければ意味ないですからね。この本が類書と違うのは、論理的イコール伝わりやすい文章ではない、と明記しているところ。分かってもらうには論理だけではなく工夫も必要である、と。

PREP法についての具体的な記述の中で印象に残ったのは、理由と事例についての解説です。理由と事例は似ているが混同してはならない。なぜなら理由と事例を混同してしまうと理由と事例の境が不明瞭になり、理由も事例もそれぞれ目立たなくなってしまうからと、著者は力説します。

最後にプレゼンテーションでの利用を解説することで、PREP法の高い応用力を解説しています。話す・書く・考えると応用範囲が広く習得しやすいPREP法は、話し下手の人にこそ体得しておくべき技術であると思います。

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