論点思考 内田 和成 東洋経済新報社

まず、その問いを疑え

ボストンコンサルティンググループ(BCG)の日本代表を務めるなどコンサルタント業務をを熟知した著者が、与えられた課題を解くのに精一杯で論点を自分で探し出すことができないという読者のために、正しい論点を見つけ問題を解決する方法について解説した本。

現場に行くのは現場を知り正しい論点を見つけ出すためで、コンサルタントはそこから始まると著者は説く。
提示された問題(論点)について考えるだけでは、正しい解を導き出せないことがある。なぜなら、その問題自体が間違っている可能性や問題の提示の仕方が正しくない可能性があるからだ。

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論点思考

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与えられた課題は正しいのか?

現場がどんなに努力してもニーズがなければ商品は売れない。この場合はマーケティングや企業戦略に問題があることになり、現場レベルで問題解決を図っても焼け石に水である。ニーズがあり売り上げがあるにもかかわらず利益が薄いのは、コスト管理の問題であり販促費を上乗せしても効果は薄い。

著者はまず、その課題(論点)が出された様々な背景を考えること、すなわち上位論点を探ることで与えられた問題の答えの目星がつくと説く。だが、目星がついても解決が難しいことがある。また、複数の問題が見つかることもある。その場合は、さらに具体的な下位論点を探しだし、解決できるものから解決していくことが最善の一手となりえると解説し、上位論点や下位論点を探し出し正しい解答を導き出す方法を実際のの事例と突き合わせながら丁寧に紹介しています。

この本は、与えられた仕事を委細もれなくこなしているのに上司の評価が低いと嘆く読者に、与えられた課題の本質を考えることで真に正しい解答を導き出す方法を解説した本です。

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